イラン、ホルムズ海峡での新航路設定でオマーンと合意 調整の「最終段階」にあると

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イランは5日、ホルムズ海峡を通過する船舶の航路について、オマーンと合意に達したと発表した。
イラン外務省のイスマイル・バガイ報道官は、合意は「最終段階」にあると述べたが、それ以上の詳細は明らかにしなかった。
一方でバガイ氏は、オマーンとの合意について、ホルムズ海峡での安全な航行を保証するものではないと警告した。アメリカによるイラン港湾に対する海上封鎖が続いているため、安全保障上の影響は残っていると、同氏は主張した。
アメリカとオマーンは、新航路をめぐる提案についてコメントしていない。
2月にアメリカとイスラエルがイランを攻撃して以降、イラン政府は、通常時に世界の石油と液化天然ガスの約5分の1が通過するホルムズ海峡を事実上封鎖している。これにより、世界の原油価格は大きく乱高下している。
アメリカのドナルド・トランプ大統領は4日、ホルムズ海峡が「早急に」開放されなければ、イランは「非常に激しい打撃」を受けることになると警告した。
トランプ氏の発言に先立ち、アメリカの高官らは、今週後半にもホルムズ海峡を通じた輸送を再開させ得る段階まで協議が進展したと明らかにしていた。ただ、イランはアメリカとは交渉しておらず、その予定もないと主張し続けている。
ホルムズ海峡の再開は、イランとアメリカ、および仲介国との協議で重要な論点となってきた。
イラン外務省のバガイ報道官は声明で、「航路の地理座標」についてオマーンと合意したと述べた。
イラン国営通信IRNAによると、バガイ氏は「ホルムズ海峡を不安定にしている要因は依然として、アメリカ側に残っている。特に、海上封鎖や、イランとその利益に対するそのほかの攻撃的かつ威嚇的な行動」がそれにあたると述べた。
イランのカゼム・ガリババディ外務次官はその後、IRNAに対し、新たな航路は一時的なもので、2~4カ月間開放される可能性があると語った。詳細は明らかにしなかった。
開戦以来、ホルムズ海峡の通航量は減少している。イランは、すべての通航について事前に許可を得る必要があるとしており、この命令に従わない船舶を攻撃してきた。
イランとアメリカの主な対立点の一つは、イランがホルムズ海峡を通過する船舶に通行料を課すと警告していることだ。
ロイター通信はイラン高官の話として、イランは同海峡を利用する船舶に対し、積荷価値の5~7%相当の通行料を求めていると伝えている。オマーンは3%前後の通行料について協議しているが、アメリカは通行料の徴収を一切認めない立場だ。
ロイター通信によると、イランとオマーンの合意でも、イランはホルムズ海峡を経由してペルシャ湾に入る船舶に対する管理権を得ることになっている。
BBCは米ホワイトハウスにコメントを求めている。
イランとアメリカは6月に、戦争終結に向けた了解覚書(MOU)に署名した。戦闘を停止し、ホルムズ海峡を再開させ、署名後60日以内に最終的な合意を結ぶという内容だった。
しかしこの合意は、外交的協議と同様に早期に決裂した。MOUの署名から数日後には、両国の攻撃の応酬が再開された。
アメリカはイラン港湾に対する海上封鎖を継続している。こうした中、紅海では、イランが支援するイエメンの反政府勢力フーシ派が7月20日以降、サウジアラビアの港湾に対する海上封鎖を実施している。
アメリカとイスラエルは2月28日、イランに対して広範な攻撃を開始した。これに対しイランは、イスラエルと、湾岸地域のアメリカの同盟国を攻撃し、ホルムズ海峡を事実上封鎖した。
イランでは、最高指導者だったアリ・ハメネイ師が、米・イスラエルの最初の攻撃で死亡した。その後、息子のモジタバ・ハメネイ師が後継者として最高指導者となった。

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モジタバ師も、父親が死亡した攻撃で負傷し、それ以来公の場に姿を見せていない。
イランのマスード・ペゼシュキアン大統領は5日、「現時点では」モジタバ師とやりとりするのが非常に「難しい」状況にあると述べた。
国営メディアによると、ペゼシュキアン氏は「いずれにせよ、彼(モジタバ師)の存在は、我々が進み続けるための非常に大きな力の源になっている」と述べた。
モジタバ師は、先月に行われた父親の葬儀にも姿を見せなかった。モジタバ師は書面の声明を通じて意思疎通を図っているが、そうした目立たない姿勢から、高官らとの関係についてさまざまな臆測が飛び交っている。
ペゼシュキアン氏は、モジタバ師と実りある協議を行えているとし、「慈悲深く、非常に健全な論理」をもって迎えられたと強調した。
「残念ながら、現在は、一部の悪意ある人々が彼について異なる描写をし、異なるイメージを植え付けることができる状況にある」















