ロシアの攻撃で少なくとも17人死亡、迎撃ミサイルあれば「救えたはず」とゼレンスキー氏

夜間に街から大きな火の手と黒煙があがっている様子を遠くから撮影した写真

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画像説明, ロシアの弾道ミサイル攻撃により、ウクライナの首都キーウで大きな火の手と黒煙が上がった(5日)
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トビー・マン記者

ウクライナの首都キーウやその周辺で5日未明、ロシアの弾道ミサイルとドローンによる攻撃があり、少なくとも17人が殺害された。ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、迎撃ミサイルがあれば「人命を救えたはずだ」と述べた。

キーウに対する攻撃としては今年、最も死者数の多いものとなった。ゼレンスキー氏によると、住宅棟や鉄道駅、倉庫などが被弾し、少なくとも44人が負傷した。

キーウの軍政当局は、この攻撃により住宅や倉庫が被害を受けたと発表した。

ウクライナは、ロシアの弾道ミサイル攻撃への対策として、同盟国に対して絶えず、アメリカ製のミサイル迎撃システム「パトリオット」の追加供与を求めてきた。今回の空爆でウクライナは、ミサイルを迎撃したとの報告をまったくしていない。

ゼレンスキー氏は、パートナー国からの弾道ミサイル迎撃システムの受領の遅れが「恐ろしい犠牲と破壊」につながっていると述べた。

物流拠点など攻撃とロシア

ロシア国防省は、キーウとその周辺地域の物流拠点と補給センターを攻撃したと発表。「これらの施設は、さまざまな武器や軍事物資の保管・配送、そして無人航空機の製造・流通に関与していた」と述べた。

また、黒海沿岸のオデーサ港付近で、「武器や軍事装備を輸送していた」貨物船3隻を攻撃したとも発表した。

キーウのヴィタリー・クリチコ市長は、人々ががれきの下に閉じ込められている恐れがあると語った。

ウクライナ空軍はメッセージアプリ「テレグラム」への投稿で、ロシアがキーウへの攻撃で、弾道ミサイル24発と対艦ミサイル4発を発射したとした。

また、ロシアは115機のドローンを発射したが、そのうち98機を防空システムが迎撃したと付け加えた。

ロシアはここ数週間、キーウへの攻撃を激化させている。ウクライナも、電力施設を含むロシアの民間インフラへの攻撃を強化している。

モスクワの南側に位置するトゥーラ州のドミトリー・ミリャエフ知事は5日、同州にあるオンライン・マーケットプレイス(市場)最大手ワイルドベリーズの倉庫に夜間、ドローンが墜落し、火災が発生したと発表した。

ミリャエフ氏はテレグラムで、1人が負傷したが死者は報告されていないと説明した。ワイルドベリーズは、消防隊が現場で活動しており、倉庫では事前に避難措置が取られていたと発表した。

ウクライナは、ワイルドベリーズが運営する倉庫を含む複数の倉庫を繰り返し攻撃している。3日には、ロシア南部の混雑したビーチにドローンが落下し、ロシア当局によると、7人が殺害され、58人が負傷した。

一方ウクライナは4日、ウクライナ南部でドローンが男性を追い回す様子を捉えた映像をソーシャルメディアで公開。民間人を標的にしたロシアによる「人間狩り」攻撃の一例だとしている。

民間人を意図的に標的とすることについては、双方とも否定している。