パキスタンのモスクに爆発物を積んだ車突入、少なくとも21人が死亡

道路を急いで移動する3人の男

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画像説明, 爆発は警察本部近くのモスクの建物で発生した
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パキスタン北西部で18日、警察署敷地内にあるモスク(イスラム教の礼拝所)に爆発物を積んだ自動車が突入し、少なくとも21人が死亡、100人以上が負傷したと当局が発表した。

パキスタンのAPP通信によると、カイバル・パクトゥンクワ州コハト市で起きたこの自爆攻撃では、死者に警察官15人と4歳の子供1人が含まれる。現場では、武装集団が警察施設に向けて発砲したという。

BBCヴェリファイ(検証チーム) が入手した映像には、がれきに覆われた現場と、負傷者の手当てをする人々の姿が映っている。

カイバル・パクトゥンクワ州警察は、パキスタン・タリバン運動(TTP)の一派が攻撃を実行した可能性を指摘した。

警察によると、爆発物を積んだ車が現地時間午後1時15分ごろ、モスクの入り口に突入した。モスクでは当時、金曜礼拝が行われていた。

カイバル・パクトゥンクワ州警察の報道官によると、爆発とそれに続く銃撃戦で、少なくとも6人の襲撃者が死亡した。

警察はソーシャルメディア「X」への投稿で、「フィトナ・アル・ハワリジの邪悪な企みを断固として阻止する」と表明した。フィトナ・アル・ハワリジとは、パキスタン・タリバン運動に対する当局の呼称。

このグループは、独自の厳格なイスラム法の強制を目的として2007年に設立され、イスラム組織アルカイダやアフガニスタンのイスラム主義組織タリバンと同盟関係にある。

パキスタンのアシフ・アリ・ザルダリ大統領は声明で、「爆発で負傷した方々の一日も早い回復を心から願う」と述べ、外国の支援を受けたテロリストの「完全な排除」を呼びかけた。

爆発現場近くの道路に救急車2台が停まっている

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国連報道官は、アントニオ・グテーレス事務総長がこの攻撃を「強く非難」していると述べ、「民間人や礼拝所を標的とした攻撃は容認できない」と強調した。

パキスタン当局は2月、国内で起きた一連の攻撃の背後にはパキスタン・タリバン運動がいると非難した。その中には、首都イスラマバードのシーア派モスクで発生し、30人以上が死亡した自爆テロも含まれる。

カイバル・パクトゥンクワ州のファイサル・カリム・クンディ知事は18日、同州は「テロとの戦いにおいて計り知れない犠牲を払ってきた」と述べた。

パキスタンの国境地帯では、ここ数カ月で武装勢力による活動が急増しており、軍や警察が標的となっている。

パキスタン政府は、武装勢力がアフガニスタンを安全な避難場所として利用し、パキスタン国内を攻撃するため、アフガニスタンで訓練し、計画を練っていると主張している。

アフガニスタンのタリバン政権はこの非難を否定し、武装勢力はパキスタンの国内問題だと反発している。