日本で100歳以上の高齢者、初めて10万人を超える

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森来実(もり・くるみ)東京特派員、出海一生
日本で100歳以上の高齢者が初めて10万人を超えた。厚生労働省が15日、発表した。
同省によると、日本の100歳以上の高齢者は10万7677人(今月1日時点)。世界で最も多く、88%が女性となっている。最高齢は、女性が京都市在住の岸本ふよさん(114)、男性が熊本市在住の加藤光さん(112)。
上野賢一郎厚労相は15日の記者会見で、10万人を超えた要因として医療技術の進歩などを挙げ、「多くの方が、長く元気に活躍されていることを非常に喜ばしく思っています」と述べた。
同時に、高齢化がさらに進むなか、社会保障制度を持続可能なものにしていくことが重要な課題だとした。
日本人の長寿の理由として専門家が挙げるのが、健康的な食生活や、活動的なライフスタイルなどだ。
島国の日本の食事は、魚や野菜、米が中心となっている。欧米の食生活と比べると、飽和脂肪酸の摂取量が少ない。
また、日本の高齢者は頻繁に歩き、公共交通機関を利用する。自転車をこぎ、ストレッチもする。
日本社会は、長年にわたって高齢化が進んでいる。10年以上前から、おむつは子ども用より大人用のほうが売れている。
国内企業は、高齢者向けの新製品の開発に力を入れている。身体のさまざまな部位の動きを補助する電動アシスト外骨格や、焦点を自動調整する眼鏡はその一例だ。

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人口を維持するには、女性1人あたり平均2.1人の子どもを産む必要がある。日本では昨年、女性1人が生涯で産む子どもの数を示す合計特殊出生率が、過去最低の1.14となった。
国立社会保障・人口問題研究所の推計では、日本の人口は2070年までに8700万人に減少するとされている。これは、ピークだった2008年の1億2800万人から約3割減る計算だ。
日本の人口は現在、65歳以上が約3割を占める。この比率は、2070年までに約4割に上がると予想されている。
こうした傾向や人口減少は「静かな有事」と呼ばれ、高市早苗首相もこの表現を使っている。
昨年は、東京都と沖縄県を除く45道府県で人口が減少。減少率も大きくなっている。
若者が子をもつのを促進しようと、政府は数々のプログラムを実施し、補助金を費やしている。しかし、出生率の向上にはつながっていないようだ。
結婚率の低下、女性の就労の拡大、子育て費用の増加など、理由は複雑だと、専門家らは指摘する。
近年、日本では在留外国人が増加傾向にある。それでも、総人口に占める割合は約3%に過ぎず、さらなる受け入れには反対の声が高まっている。

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日本が100歳以上の高齢者の統計を取り始めた1963年には、その人数は153人だった。1981年に1000人に増え、1998年には1万人に達した。
最新の統計は「敬老の日」を前に発表された。この祝日には、100歳を迎える人に、政府がお祝い状と銀杯を贈る。
世界の100歳以上の人口統計をめぐっては、信頼性を疑問視する研究もある。データの誤り、公的記録の信頼性の低さ、出生証明書の不存在などが、人数を大きくしている可能性が指摘されている。
日本では2010年、国による戸籍調査の結果、生存とされていた100歳以上の高齢者23万人以上が所在不明だと判明した。なかには数十年前に死去していた人もいた。
この間違いは、記録管理の不備と、一部の家族が年金を受け取る目的で高齢親族の死亡を隠そうとした疑いがあることが、原因とされている。















