トランプ氏、国連演説でイランを「壊滅させる」と脅す

ダークスーツ姿のトランプ氏が演台に両手を載せて前を向いて口を開いている

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画像説明, 国連総会で演説するトランプ米大統領(22日、米ニューヨーク)
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アメリカのドナルド・トランプ大統領は22日、この日に米ニューヨークで始まった国連総会で演説し、イランを再攻撃するか、和平交渉を進めるかの「重大な決断」に、自身が直面していると述べた。

トランプ氏は演説で、紛争が解決しなければ、イランを「壊滅させる」可能性があると述べた。

この演説の間、イラン側は代表団の1人だけが傍聴していた。

トランプ氏はこの日の演説を、経済、移民、国境問題、凶悪犯罪対策における自身の功績を誇示することから始めた。11月の米中間選挙を前に、国内有権者に向けた内容だった。

演説の大部分は、イランとの戦争の正当化が占めた。アメリカとイスラエルの2月の軍事行動で始まったこの戦争により、世界の原油価格は高騰し、トランプ氏の支持率は低下している。

演説でトランプ氏は、この紛争でイランの核兵器入手を阻止できたと主張。交渉や妥協ではなく、最後通牒を突きつける「力による平和」の価値を示したと述べた。

トランプ氏は、「イランが再建し、これまで以上に偉大な国を築き上げることを可能にするような合意がイランと結ばれることになるのか?」と発言。

「それとも私が、イスラム共和国(イラン)を素早く徹底的に壊滅させ、二度と人や国を殺したり破壊したりできないようにするのか? 奴らを地獄に追いやるのか?」と問いを重ねた。

トランプ氏はまた、イランとの核合意について、11月の米中間選挙の直後に実現するだろうとの考えを示した。

これらの発言は、圧倒的な武力行使をちらつかせつつ交渉の余地を残すという、強圧外交の戦略を明示するものだった。

トランプ氏はその後、記者団に対し、国連総会の傍らで、米当局者らがイラン代表団と「非常に実りある」3時間の会談をしたと述べた。

トランプ氏の口調は、同氏の前に演説した国連のアントニオ・グテーレス事務総長の発言とは対照的だった。グテーレス氏は、世界的な分断が深まっていると警告し、世界の人々の「相互依存」を強調した。

米国とイランの当局者が直接協議

イラン国営テレビは、アッバス・アラグチ外相が、アメリカのスティーヴ・ウィトコフ中東担当特使と直接協議をしたと報じた。これについて、イラン当局はコメントしていない。

国連ビルを出るウィトコフ氏に、BBCが協議について質問したところ、同氏は親指を立てた。

トランプ氏はこの日、国連で、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領、イギリスのアンディ・バーナム首相と会談した。

いすに座ったバーナム氏とトランプ氏が顔を見合わせながら握手をしている

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画像説明, イギリスのバーナム首相(左)は、アメリカのトランプ大統領と初の直接会談をした(22日、国連)

トランプ氏はさらに、サウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)、カタール、クウェート、バーレーン、オマーンの首脳らとも会談した。