EU、セウタ移民危機受け内相会合 スペインの「迅速な対応」を称賛

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ソフィア・フェレイラ・サントス記者
欧州連合(EU)は4日、アフリカ北端にあるスペインの飛び地領土セウタでの移民危機を受け、加盟国内相会議を開催した。EUはその後、この危機に対するスペインの「迅速な対応」を称賛した。
会議の議長を務めたアイルランドのジム・オキャラハン法相は、EUはスペインと連帯しており、移民問題には「欧州全体での団結した対応」が必要だと述べた。
スペインのフェルナンド・グランデ=マルラスカ内相によると、7月30日から31日にかけて、約7万2000人の移民が北アフリカのモロッコからスペイン領内に越境した。その後、推定7万人がモロッコに送還されたという。
現地では、国境を挟んでスペイン側で少なくとも75人、モロッコ側で11人の死亡が報告されている。
4日の会議は、複数のEU加盟国がスペインの危機対応に懸念を表明したことを受けて開催されたため、ある程度の緊張感が生じると予想されていた。
7月30日、イタリアの右派のジョルジャ・メローニ首相は、こうした「制御不能な移民」はヨーロッパの安全保障上の脅威だと述べた。
イタリアは31日、スペインとのシェンゲン協定に基づく人の自由な移動を一時停止した。しかし、両国は陸の国境を接していないため、停止措置は実質的に航空便にのみ適用され、乗客に対する追加検査が行われるだけとみられる。
シェンゲン協定はEU加盟国を中心とする29カ国の間で、原則的に出入国審査なしの自由な行き来を認める取り決めで、4億5000万人以上に適用される。
このイタリアの措置について、フィンランドとデンマークは支持を表明した。チェコのアンドレイ・バビシュ首相は、スペインの同協定加盟資格の一時停止を求めた。
イタリアはその後、デンマークなど20カ国と共に、セウタの移民危機に対する懸念を表明する書簡を送付した。
これに対し、スペインのペドロ・サンチェス首相は、一部の欧州政府に「深刻な懸念」を抱いていると述べ、セウタはシェンゲン圏には含まれていないと強調。ほとんどの国が「支持と連帯」を示すなかで、一部の国は「偏見、偽情報、無知、あるいは政治的利益に駆り立てられて」スペインを攻撃することを選んだと批判した。
4日の会合後、スペインのグランデ=マルラスカ内相は、シェンゲン圏は損なわれておらず、イタリアが追加的な規制を「できるだけ早く」解除することを期待していると述べた。
デンマークのモルテン・ボデスコフ移民相は、スペインの迅速な対応に「非常に満足している」と述べたが、今回の危機は「EUの国境管理を徹底することが極めて重要」なことを示していると付け加えた。
その後、欧州委員会のマグヌス・ブルナー委員(内務・人の国際移動)は、これはヨーロッパの回復力と国境警備にとっての「試練」であり、ヨーロッパはそれを「見事にクリアした」と述べた。

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ブルナー委員は、EUがスペインに対し、国境管理の強化と危機への対応のために緊急財政支援を申し出たと付け加えた。
7月末のわずか数時間に数万人の移民がモロッコからセウタに渡った正確な理由は分かっていない。
ブルナー委員によると、この流入は犯罪組織とソーシャルメディア上の偽情報によって引き起こされたと考えられている。
モロッコ・カサブランカ出身の事務アシスタント、アユーブさん(23)は、ソーシャルメディアで状況が展開していくのを見て、セウタまで泳いで渡ることを決意したと語った。
アユーブさんはBBCワールドサービスのニュース番組「ニューズアワー」に出演し、この出来事を「人生で最もトラウマになった経験」と表現した。
アユーブさんは、より良い生活のためにヨーロッパに行きたいと語り、「私は無駄に命を危険にさらしたわけではない。自由になりたいし、学業を続けたいし、人生でチャンスが欲しい」と話した。
スペインの最高裁判所は最近、海路で同国に到着した人々を政府が即座に国外追放する権利を制限する判断を示した。
モロッコ当局は後に、この判決が「問題」を引き起こすだろうとスペインに警告していたとしたが、スペインはこの主張を否定。政府報道官は、「この前例のない出来事の重大さを警告する証拠や情報は一切なかった」と述べた。

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スペインのグランデ=マルラスカ内相は、スペイン国境のさらなる「侵害」を防ぐため、モロッコと「強固に」協力していると述べた。また、セウタにまだ滞在している移民はできるだけ早くモロッコに送還すると付け加えた。
4日にセウタ市内で撮影された映像には、食料や水、その他の支援物資を受け取るために海岸付近に集まる移民たちの群衆が映っていた。中には、「亡命」と書かれた手作りの表示物を掲げている人もいた。
市内各地のビーチや路上では、寝ている人々の姿も複数確認された。
セウタに残っている移民、特に保護者のいない未成年者の今後についての懸念も広がっている。地元メディアは、市内各地の施設に約800人の子供が収容されていると報じている。
スーダン出身の移民、アフメド・ハルーンさん(29)は、セウタにたどり着くことが長年の「夢」だったと語った。
ハルーンさんはロイター通信に対し、家族が待っているので「彼らを助けたい」と付け加えた。
また、ここ数日で状況は改善し、現在は援助や支援を受けていると述べたが、スペイン領内に滞在できるかどうかはまだ分からないと語った。

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セネガル出身のジブリルさんは、スペイン政府の対応を批判し、セウタに到着した人々は「トラブルを起こすために来たわけではない」と述べた。
「私たちは泥棒ではない」と、ジブリルさんはスペインの放送局RTVEに語った。
「しかし、何の対応もせずに放置するのは非人道的だ。人々を5日間も自分たちの領土に放置している。食べるものもなく、シャワーも浴びられず、病気になっている」
スーダン出身のカマルさん(24)は、モロッコにいることを「強いられた」とし、「身の安全が確保できる場所を探している」と語った。
ロイター通信の取材でカマルさんは、「今は非常に苦しい状況で、ますます苦しくなっている」と語った。「食べ物もなく、寝る場所もなく、寒さをしのぐ毛布さえない。私たちは海岸の目の前で暮らしている」
グランデ=マルラスカ内相は、この危機の間、すべての移民、特に未成年者の権利は尊重されているとしている。スペイン政府は、セウタにたどり着いた未成年移民の支援に約2500万ユーロ(約45億円)を割り当てた。













