アメリカ、イラン代表団の国連総会出席認める 開戦から7カ月目に突入する中

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アメリカ政府は17日、ニューヨークで始まっている国連総会にイラン代表団が出席できるよう、ビザ(査証)を発給すると発表した。アメリカとイランの戦争が7カ月目に突入する中での決定となった。
国連総会への出席が認められた主要代表団には、イランのマスード・ペゼシュキアン大統領とアッバス・アラグチ外相が含まれることが、BBCの取材で分かっている。
米国務省の報道官は17日、イラン代表団にビザを発給するという決定を認めたうえで、アメリカに滞在する同代表団には移動制限が課され、特定のアメリカ製品の購入が禁止されると説明した。
今回の措置は、戦争終結の兆しが見えない中で決定された。2月末に始まった戦争は、世界のエネルギー価格を押し上げ、近隣諸国にも波及している。
一方でアメリカは、パレスチナ自治政府のマフムード・アッバス議長とパレスチナ代表団に対し、国連総会出席に必要なビザ発給を拒否した。
ホワイトハウスはパレスチナ代表団の正当性を認めていない。同代表団へのビザ発給が拒否されるのは2年連続。
米滞在中には移動・購入制限も
国務省報道官はBBCに対し、「受け入れ国としての義務に従い、イラン政権の主要代表団の国連総会ハイレベルウイークへの出席を可能とする」と述べた。
「同代表団には移動制限が課され、米方針に基づき、ぜいたく品やそのほかの物品の購入も禁止される。代表団の規模は昨年より縮小される」
イランの外交官が昨年、国連総会に出席した際には、コストコなど卸売店での買い物を禁じられた。また、宝飾品、酒類、自動車などのぜいたく品を購入するには、事前にアメリカから許可を得ることが義務づけられた。
米国務省のトミー・ピゴット報道官は、イラン国民が水不足や電力不足、「残忍な抑圧」、「急激なインフレ」に苦しむ中、イラン外交官による「爆買い」をアメリカは阻止する方針だと述べた。
「イラン政権が自国の富をテロ組織の代理勢力への支援に流し続ける一方で、政権のエリート層がイラン国民の苦しみを代償に、国連総会を利用してぜいたく品を大量購入することは許さない」と、ピゴット報道官はソーシャルメディアに投稿。ニューヨークの店舗に対し、イラン代表団への商品販売について「警戒する」よう呼びかけた。
イラン代表団にぜいたく品を購入する具体的な計画があることを米政府が把握しているのかどうかについては、ピゴット氏は明らかにしなかった。
第81回国連総会は今月8日から、ニューヨークの国連本部で始まった。この年次行事の目玉として、各国首脳が演説する一般討論は22日に始まる。
一般討論の初日には、アメリカのドナルド・トランプ大統領、イギリスのアンディ・バーナム首相、フランスのエマニュエル・マクロン大統領が演説する予定。
翌23日には、ウクライナ、シリア、イランの各首脳が演説する見通し。
アメリカとイスラエルが2月28日に対イラン攻撃を開始して以降、市民や政界からは、ホワイトハウスに紛争終結を求める圧力が高まっている。
開戦以来、イランはペルシャ湾岸地域にある米軍基地やアメリカの同盟国、そしてイスラエルに対して繰り返し攻撃を仕掛けている。














