【米中間選挙2026】 民主党、上下両院で主導権を奪う見通し トランプ政権を有権者が否定

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アメリカで3日、中間選挙の投票があった。夜を迎えた州から順次、投票が締め切られ、開票が進められた。ドナルド・トランプ政権2期目の2年間に対する評価を下す選挙とされ、景気、生活費の上昇、中東での戦争などについて、有権者が票を投じた。米メディアは同日夜、連邦議会の上下両院で野党・民主党が主導権を奪い返すことが確実な情勢だと報じた。上院はトランプ氏率いる共和党が接戦州で議席を守って過半数を維持できるかが焦点となっていたが、接戦州以外を含む複数の州で、民主党候補が次々と共和党から議席を奪うことが確実な状況となっている。
中間選挙では多くの州で知事選なども実施されたが、注目されるのは連邦議会の勢力図の変化だ。選挙前は、上院(定数100)、下院(同435)の両方で共和党が主導権を握り、トランプ大統領の政策を推進してきた。今回の選挙では、下院で全議席、上院で35議席が改選となった。
BBCが提携する米CBSニュースは3日夜(日本時間4日朝)、下院は民主党が過半数を獲得する見通しだと報じた。
民主党は少なくとも218議席を確保するもようだという。一方、共和党については少なくとも160議席を獲得すると予測している。
当選確実が報じられているのは、東部時間午後11時半(日本時間4日午後1時半)すぎの時点で、民主党が172議席、共和党が105議席となっている。
郵便投票の集計もあるため、投票結果の確定には数日以上かかる選挙区もある。

上院でも民主が過半数確保と
一方、上院は、投票日前日の時点で、正確性に定評のある米選挙分析機関「クック・ポリティカル・リポート」が6州(アラスカ、アイオワ、カンザス、メイン、オハイオ、テキサス)を「接戦」としていた。すべて、現職は共和党で、この6州を共和・民主のどちらが取るかで、上院の過半数(51議席以上)の行方が決まるとしていた。50議席ずつの場合は、上院議長を兼ねる副大統領を擁する共和党が主導権を握ることになる。
CBSは3日夜(日本時間4日朝)、カンザス州の評価を「民主寄り」に変えた。同州で民主党から上院議員が出れば、1932年以来となる。
共和党の牙城とされるテキサス州についても、民主党候補のジェイムズ・タラリコ氏が当選確実になったと、CBSは同日午後11時前に報じた。
その直後、オハイオ州でも民主党候補シェロッド・ブラウン氏が当選確実な状況だと、CBSは報じた。
さらに、アイオワ州についても、民主党候補のジョシュ・トゥーレク氏の当選が確実になったと伝えた。
これにより、上院は民主党の議席が過半数の51に達する見通しとなったという。
接戦州以外では、CBSニュースは3日夜、イリノイ、マサチューセッツ、ロードアイランド、ニュージャージー、ヴァージニア、ジョージア、デラウェア、ニューハンプシャー、ノースカロライナ、サウスカロライナの各州で、民主党候補が当選確実だと報じた。一方、フロリダ州とウェストヴァージニア州については共和党候補の当確を伝えた。
ノースカロライナ州の民主党候補のロイ・クーパー氏と、サウスカロライナ州のアニー・アンドリューズ氏はともに、共和党が保有していた議席を奪う見通し。サウスカロライナ州は、2024年大統領選でトランプ氏が大差で勝利するなど、共和党が優勢とみられていた。
クーパー氏は州都ローリーで支持者たちを前に、「皆さんは自分たちの声を届けた。力強い声だった」と演説。「ノースカロライナのあまりに多くの人にとって、中産階級は遠い夢のようになっていた」、「裕福なアメリカ人たちが、私たちの犠牲の上に、想像を絶する富を築いていた」と述べた。
アンドリューズ氏は、共和党の上院議員だったリンジー・グレアム氏の急死を受けて議員の座を引き継いだ妹のダーリン・グレアム氏を破ることが確実とされる。民主党が同州で上院議員の議席を獲得するのは28年ぶり。
ミシガン州も「接戦」とされていたが、「クック・ポリティカル・リポート」は投票日前日に「民主寄り」に変えた。民主党の新人アブドゥル・エル=サイード氏が、引退する同党議員の議席を引き継ぎ、イスラム教徒初の上院議員になると予想されている。

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ニューハンプシャー州で当選確実となった民主党候補のクリス・パパス氏は、同性愛者であることを公表している男性として初めて、上院議員になる見通しとなった。
同性愛者であることを公表している女性では、ウィスコンシン州のタミー・ボールドウィン氏が2013年に上院議員となっている。

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今回の連邦議会選挙で民主党が勝利すれば、トランプ氏が成立を狙うあらゆる法案を阻止する可能性がある。
ただ、トランプ氏がそのことで悩まされる可能性は低い。これまでも可能な限り、議会を通さず、大統領令によって自らの政策を進めてきたからだ。
トランプ氏にとってより心配なのは、民主党が下院の支配権を握り、各種の調査に着手することだ。閣僚の弾劾に向けて民主党が動く可能性もある。その場合、イランとの戦争を推進してきたピート・ヘグセス国防長官らが対象にされるのではないかとみられている。

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民主党の躍進が報じられるなか、トランプ氏は米紙ニューヨーク・タイムズに、「結果はもちろん受け入れる」と述べ、民主党と協力する姿勢を示した。
トランプ氏は、「(民主党との)協力を楽しみにしている」、「おそらく何らかの解決を一緒に見いだすだろう」と述べた。
トランプ氏はまた、自らのソーシャルメディアのトゥルース・ソーシャルに、共和党の劣勢が伝えられてから初めての投稿をした。
トランプ氏は、「今回の投票用紙には自分の名前がなかった。もしあれば、私たちは圧勝していただろう!」とした。
初の黒人女性知事が誕生へ

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ジョージア州の知事選では、民主党候補のケイシャ・ランス・ボトムズ氏の当選が確実となった。黒人女性が州知事になるのはアメリカで初めて。共和党から知事の座を奪った。
ボトムズ氏は2018~2022年に同州アトランタの市長を務めた。その後、ジョー・バイデン政権(民主党)で働くなどした。















