ポーランド首相、ロシアの脅威を念頭に警告 「今後数カ月が極めて重要」になり得ると

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ポーランドのドナルド・トゥスク首相は3日、ロシアの脅威を念頭に、ポーランドが「さまざまな」シナリオに備えており、今後数カ月が「極めて重要」な時期になる可能性があると述べた。
ポーランドをめぐっては、米情報機関の話として、ロシアが北大西洋条約機構(NATO)の決意を試すために、ポーランドに対する武力を伴う「挑発行為」を計画していると報じられていた。
トゥスク氏は3日、こうした報道について言及。「誰かを怖がらせるつもりはないが、今後数カ月はまさに極めて重要な時期になるかもしれない。戦争の性質が変化していることも理由だ。こうした懸念はバルト諸国で特に顕著だ」と記者団に述べた。
ポーランドのニュースサイト「Onet」は、カロル・ナヴロツキ大統領に近い情報筋の話として、ロシアのポーランド攻撃計画をめぐり、アメリカ政府がポーランド政府に何度か警告していたと報じた。
ホワイトハウスと米国務省は、コメントを求めるBBCの取材に応じなかった。
「脅威を認識」とポーランド首相
ロシアが攻撃を計画しているとする内容は、英紙テレグラフも3日に報じた。この計画では、ポーランドのインフラがミサイルやドローンによる攻撃の標的となる可能性や、ロシア兵がNATO加盟国のポーランドに侵入する可能性があるとされる。
複数報道によると、ロシアの目的は、ウクライナへの支援を停止するよう欧州各国に圧力をかけることだとみられる。ロシアは2022年2月、ウクライナ全面侵攻を開始した。
今回の報道について問われたトゥスク氏は、「怖がるのはやめよう。我々はさまざまな事態に備えている。しかし、それ(脅威)を無視することはできない。(中略)我々は同盟国から情報を得て、脅威があることを認識している」と答えた。
ポーランドのナヴロツキ大統領は来週、トルコで開かれるNATO首脳会議に出席する。
NATOのマルク・ルッテ事務総長は、この会議について、防衛費の増額を求めてきたドナルド・トランプ米大統領の長年の要求に欧州諸国が答えていることを示す場になるとしている。また、各国首脳は、ウクライナ向けの兵器に資金を拠出し続けることも表明するとみられる。
ロシアの動きを警戒
トゥスク氏は4月、英紙フィナンシャル・タイムズに対し、ロシアが「数カ月以内」にNATO加盟国を攻撃する可能性があると話していた。
6月下旬には、ラデク・シコルスキ副首相が米CBSニュースに対し、NATO加盟国への攻撃を正当化するため、ロシアが今後2年以内に「偽旗作戦」を行う可能性は排除できないと述べている。
バルト諸国はこれまでも、ロシアからの攻撃に対して自国が脆弱(ぜいじゃく)だと懸念されることを認めている。ラトヴィアのメディアは6月、同国の情報機関が、ロシアがバルト諸国またはポーランドに対する軍事的挑発を計画していると警告していたと報じた。
リトアニアの公共放送LRTによると、同国のNATO大使は2日、ロシアは従来の軍事攻撃よりも、ミサイルやドローンを使って他国に侵入するハイブリッド戦を用いる可能性が高いと指摘した。
NATO条約の第5条では、加盟国に対する武力攻撃は全加盟国への攻撃と見なし、各国が防衛に協力すると定めている。











