【2026年サッカー男子W杯】 FIFA、ソマリアのアルタン審判に報酬全額支払いへ アメリカが入国拒否

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デイル・ジョンソン サッカー担当編集委員
サッカーのワールドカップ(W杯)でソマリア人として初めて審判を務めるはずが、アメリカ入国を拒否されて実現しなかったオマル・アルタン氏(34)に対し、国際サッカー連盟(FIFA)が報酬全額を支払う方針だとわかった。消息筋がBBCスポーツに明らかにした。
アルタン審判は8日、米フロリダ州のマイアミ国際空港で米入国管理局から11時間にわたり取り調べを受けた後、外交パスポートと一度だけ入国が認められる査証(ビザ)が認められず、入国不許可を告げられた。
アメリカ当局者は、アルタン審判は「テロ組織構成員と疑われる人物たちと関係」しているとされたことから、アメリカ入国が許可されなかったと話した。
アルタン氏は、ソマリアの武装グループ、アル・シャバブとのつながりについて国境当局から質問されたが、同組織については何も知らないと答えたのだと話した。
「必要な書類もすべてそろっていた。正しいビザを持っていた」と、アルタン氏は説明した。
「私はただの審判員で、W杯に参加するという人生最大の夢をかなえようとしているだけだ」とも、アルタン氏は述べた。
マイアミからトルコへ戻る便に乗せられたアルタン氏は、イスタンブールでFIFA関係者の支援を受けた後、ソマリアの首都モガディシュへ戻った。
消息筋はBBCスポーツに対し、アルタン氏はW杯には参加しないが、FIFAはアルタン氏に報酬を全額支払う方針だと明らかにした。
審判員は、W杯の審判として受け取る報酬を事前には知らされていない。報酬は大会終了後に支払われる。
帰国して大歓迎されたアルタン氏は、「同胞と自分の国」に感謝し、2030年のW杯では審判を務めると約束した。
欧州サッカー連盟(UEFA)は今月11日、8月12日にオーストリアのザルツブルクで行われるUEFAスーパーカップの主審に、アルタン氏を任命したと発表した。
アルタン氏はソマリア国内サッカーリーグの審判で、2018年にFIFA公認審判員となった。昨年はさまざまな大舞台で審判を務め、アフリカ・サッカー連盟(CAF)の年間最優秀男子審判に選ばれている。
昨年6月にはアフリカ・チャンピオンズリーグ決勝の第2戦でソマリア人として初めて主審を担当。昨年9月から10月にかけてチリで開かれたU-20W杯でも、3位決定戦を含む3試合を担当した。年末にはアフリカ・ネーションズカップ(AFCON)のグループ戦2試合で審判を務めた。2024年にもAFCONで審判を務めている。










