俳優サム・ニールさん死去、「ジュラシック・パーク」「ピアノ・レッスン」など出演

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ニュージーランド出身の俳優サム・ニールさんが13日、オーストラリア・シドニーで亡くなった。78歳だった。「突然で予想外の」死去だったと、家族が発表した。
北アイルランドで生まれ、ニュージーランドで育ったニールさんについて家族は、「家族に囲まれ、その生涯の特徴だった尊厳をもって息を引き取った」と声明で述べた。
映画「ジュラシック・パーク」シリーズや「ピアノ・レッスン」などの出演作で知られるニールさんは、BBCのテレビドラマ「ピーキー・ブラインダーズ」にも出演した。
ニールさんは2023年3月、血液がんの一種の非ホジキンリンパ腫と診断され、化学療法を受けていることを明らかにした。後に、病状は寛解状態にあるものの、生涯にわたって毎月、化学療法が必要になると述べていた。
今年4月には、検査の結果、体内にがんは見当たらなかったと述べた。13日の声明でも、亡くなった時点で「がんがない状態を維持していた」と家族は述べている。
家族は声明で、病院スタッフへの感謝を述べるとともに、プライバシーの尊重を呼び掛けた。
2023年の回顧録「Did I Ever Tell You This?(こう言ったことあった?)」でニールさんは、がんの診断と治療の詳細を明らかにした。BBCに対して当時、「自分は生きるのが本当に楽しいので、生きるのを止めるようなまねはしたくない」と話していた。
「これは冒険だと思ってきた。かなり暗い冒険だけれども、それでも冒険には違いない」とも述べていた。

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ニュージーランドのクリストファー・ラクソン首相は、ニールさんは「偉大」だったとたたえ、「50年以上にわたり、ニュージーランドの物語を世界に発信し続けた。その才能のおかげで、今のニュージーランド映画産業は、我が国が誇る文化輸出品の一つへと成長した」と述べた。
ニュージーランドのジャシンダ・アーダーン元首相は、ニールさんについて、「とても思慮深く、好奇心旺盛で、立派な人物だった」とたたえ、「また一人、素晴らしいニュージーランド人を失ってしまい、深い悲しみに暮れています」と述べた。
オーストラリアのアンソニー・アルバニージー首相は、「彼は数多くの愛されるオーストラリアの物語に出演し、オーストラリア人の心の中で特別な地位を築いた」とソーシャルメディアに書いた。
映画「ジュラシック・パーク」で共演したローラ・ダーンさんは、「生涯の親友」とニールさんを呼び、「辛口のユーモアと共に、私に対して常に忠実で、私を守ってくれて、深い愛情を示してくれた」と、声明で述べた。
「本物の高潔な紳士で、まさに私の理想の相手役そのものだった」、「アラン・グラント博士、永遠に愛しています」とダーンさんはしのんだ。
「ジュラシック・パーク」を製作・監督したスティーヴン・スピルバーグ氏は米誌バヴァラエティに対し、ニールさんは「とても協力的」な人で、一緒にこのシリーズを制作できたことを「心から楽しんだ」と話した。
「ローラ・ダーンやジェフ・ゴールドブラムと一緒に、私たちはいつまでも『ジュラシック』ファミリーの一員だ。私たちだけでなく、世界中の何百万ものファンが、決してサムを忘れない」と、監督は声明で述べた。
映画でイアン・マルコム博士を演じたゴールドブラムは、ダーンさんとニールさんと一緒に写った写真を投稿し、「次の素晴らしい冒険が始まる。愛はいつまでも永遠に」と書き添えた。
ニールさんは1947年、北アイルランドのオマーでナイジェル・ジョン・ダーモット・ニールとして生まれた後、幼い頃に家族とともにニュージーランドのクライストチャーチに移住した。
12歳の時に「サム」と名乗るようになったのは、通う学校に同じ「ナイジェル」という名前の生徒が何人もいたからだったという。
カンタベリー大学在学中に演技を始め、1971年の映画「The City of No」で映画デビュー。ニュージーランド国内で数々のテレビや映画に出演した後、国際配給された1977年の映画「Sleeping Dogs』で広く知られるようになった。
その後、オーストラリアに移住し、映画「マイ・ブリリアント・キャリア」(1979年)に主演。この作品によって、主役級俳優としての地位を確立した。
1993年には、ジェイン・カンピオン監督の米アカデミー賞受賞作「ピアノ・レッスン」と、スピルバーグ監督の「ジュラシック・パーク」に出演し、世界的な名声を得た。
テレビでも成功を収め、BBCドラマ「ピーキー・ブラインダーズ」の最初の2シリーズで、サディスティックで腐敗した警察官を演じた。
50年以上にわたるキャリアの中で、彼は150本以上の映画作品に出演した。
最後の映画出演は「The Fox」(2025年)で、最後のテレビ出演はネットフリックス・シリーズ「大地の傷跡」(2025年)だった。2027年公開の映画「ゴジラ×コング:スーパーノヴァ」と「The Last Resort」にも出演している。
ニールさんは、俳優としての功績により、1991年に大英帝国勲章オフィサー(OBE)を授与された。2007年にはニュージーランド功労勲章の特別コンパニオンに叙され、ニュージーランドの叙勲制度の変更に伴い叙勲された人は称号を名乗れるようになったため、2022年にナイトの称号を授与された。









