イギリスの自動化ゲート、8歳以上に対象を拡大 7月から

画像提供, Getty Images
イギリス内務省はこのほど、海外からイギリスへ入国する際に、空港などで自動化ゲート(eゲート)を利用できる対象を、現在の10歳から8歳に引き下げると発表した。この措置は7月8日から適用される。
ただし、生体認証スキャナーで認識されるために身長が120センチ以上であること条件で、大人の同伴も必須となる。
英政府は、対象年齢を10歳から引き下げることで、最大150万人の子どもたちがeゲートを利用できるようになると見込んでいる。
英国内および欧州大陸側の入国審査場に設置された、290カ所以上のeゲートが利用できる。
マイク・タップ内務次官(移民・市民権担当)は、より多くの家族が「今年の夏休みシーズンに(中略)より迅速かつスムーズな帰国を体験」できるだろうと述べた。
eゲートは、電子パスポートをスキャンすることで、入国審査を迅速にする仕組みになっている。
イギリス国内のeゲートは、英市民に加え、欧州連合(EU)加盟国やオーストラリア、カナダ、アイスランド、日本、リヒテンシュタイン、ニュージーランド、ノルウェー、シンガポール、韓国、スイス、アメリカの市民、および登録旅行者制度の登録者が利用できる。
英入国管理局のフィル・ダグラス局長は、新たな措置により「高度な技能を持つ職員が、イギリスに脅威をもたらす人物の摘発に注力できる」ようになると説明した。
英空港業界団体「エアポーツUK」のカレン・ディー最高経営責任者は、「歓迎すべき進展」と評価。
「より多くの家族がこの技術を活用できるようになり、入国プロセスが迅速化し、多くの人の待ち時間が短縮されることになる」と、ディー氏は述べた。
そして、「空港は国境管理当局と緊密に連携し、イギリスの玄関口が安全で、歓迎の雰囲気にあふれる場所となるよう、帰国者や訪問者がスムーズな体験を楽しめるよう努めている」とした。
eゲートは英国内の13空港(バーミンガム、ブリストル、カーディフ、イースト・ミッドランズ、エディンバラ、ガトウィック、グラスゴー、ヒースロー、ロンドン・シティ、ルートン、マンチェスター、ニューカッスル、スタンステッド)で導入されている。
ベルギー・ブリュッセルと、フランス・パリでも利用できる。
eゲートは、今年2月に導入された電子渡航認証(ETA)制度の一環。この制度では、イギリスへの渡航許可を事前にオンラインで申請し、認証を得ることができる。
カナダやオーストラリアなどビザ免除の対象国からの渡航者も、新たな制度のもと、20ポンドのETA申請料を支払わなくてはならなくなった。
イタリアやポルトガルなどヨーロッパの一部の空港ではここ数カ月、電子パスポートを使った入国審査による長時間の混乱が生じている。そのため、電子パスポートを使った新たな制度が導入されることで、今夏に大幅な遅延が発生する恐れがあると警鐘を鳴らす声も出ている。







