パリのバンク・オブ・アメリカ前で爆破未遂、3人逮捕 イラン戦争に関係との見方も

重厚な門構えの建物の前の道路に、警察車両など車2台が止まっている

画像提供, Reuters

画像説明, パリにある米銀バンク・オブ・アメリカの建物
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フランス・パリにある米銀バンク・オブ・アメリカの本部で28日未明、爆破未遂とみられる事件があり、検察の対テロ当局は30日までに容疑者3人を逮捕した。仏内相は、アメリカによるイラン攻撃と関係がある可能性を示唆した。

事件は28日午前3時30分ごろ、シャンゼリゼ通りから数ブロック離れたパリ8区で発生した。

AFP通信は警察関係者の話として、燃料とみられる液体5リットルと点火装置を銀行近くに置いた容疑者が、現場で取り押さえられたと伝えている。

この容疑者のそばでは、別の人物が携帯電話で写真や動画を撮影していたとされる。警官らが到着すると、この人物は逃げ去ったという。

検察当局は30日、さらに2人を29日夜に逮捕したと発表した。

検察はまた、最初に逮捕した容疑者の拘束期間が延長されたと明らかにした。フランスの法律では、テロ関連事件の容疑者は96時間まで拘束できる。この期間は裁判所の決定で延長される場合がある。

フランスのローラン・ヌニェス内相は、この事件がアメリカとイスラエルによるイランとの戦争に関係している可能性があるとし、次のように述べた。

「この種の紛争では、イランのいくつかの機関が、代理勢力を通じてこのような行動を起こす可能性が高い」

「(イランの関与が)強く疑われるが、それを明確にするのは捜査の役割だ」

ヌニェス氏はまた、フランス、オランダ、イギリス、ノルウェーなど欧州各国でも、同様の攻撃が未然に阻止されていると説明。

その上で、仏治安当局に対し、国内各地の交通拠点などで「特に警戒を強め」、警備を強化するよう求めた。

フランスにあるイラン大使館は、ヌニェス氏の発言についてコメントしていない。

仏検察の対テロ当局は、今回の事件について、「テロ行為に関連する放火その他の危険な手段による損害の企図」および「テロ犯罪の共謀」の疑いで捜査しているとした。

同局によると、パリ司法警察と、国内情報機関の国内治安総局も、捜査に関っているという。