レバノン、イスラエルの空爆で少なくとも19人死亡と発表

白い壁に三角屋根の建物が並ぶ丘陵地帯から、灰色の煙が立ち上っている

画像提供, Reuters

画像説明, イスラエル軍の攻撃を受けたレバノン南部ナバティエで、煙が確認された(19日)
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レバノン保健省は19日、同国南部でイスラエルの空爆があり、少なくとも19人が死亡したと発表した。

同省によると、死者のうち子ども3人と女性3人を含む10人は、南部の町デイル・カヌーンの住宅への1度の攻撃で殺害された。

また、少女1人を含む3人が負傷したとも、同省は声明で発表した。

この日のイスラエルの空爆で、ナバティエとティールでは、合わせて9人が死亡、29人が負傷したという。

BBCはイスラエル国防軍(IDF)にコメントを求めている。

現在のイスラエルとレバノンの紛争は、米・イスラエルが2月28日にイラン攻撃を開始し、イランの最高指導者アリ・ハメネイ師を殺害した2日後の3月2日に始まった。イランの支援を受けるレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラがイスラエルにロケット弾を発射し、イスラエルは大規模な空爆とレバノン南部への地上侵攻で応じた。

レバノンとイスラエルは今月15日、45日間の停戦延長に合意した。しかし、それから1週間もたたないうちに新たな犠牲者が出た。両国は6月初旬に交渉を再開する見通し。

停戦が延長されたにもかかわらず、特にレバノン南部でイスラエルとヒズボラの交戦が続いている。

イスラエルはヒズボラを標的にしていると主張しているが、女性や子どもを含む民間人がしばしば犠牲になっている。一方でヒズボラは、イスラエルの北部地域や、レバノン南部の一部を占領するイスラエル部隊に対して、ロケット弾やドローンを発射している。

16日にはイスラエル軍が、レバノン南部でのヒズボラの攻撃により、兵士1人が殺害されたと発表した。

レバノン保健省は18日、イスラエルとヒズボラの間で3月初めに激化した現在の紛争において、イスラエルの攻撃によるレバノン国内の死者が3000人を超えたと発表した。

こうした中、ヒズボラは戦闘員が「ハダサ町の広場付近へ前進しようとしたイスラエルの敵部隊と衝突した」と述べたと、AFP通信は伝えた。

イランの支援を受けるヒズボラは、イスラエルの戦車1台を破壊したと説明したという。

ヒズボラは加えて、レバノン南部にいるイスラエル部隊や、イスラエル北部国境付近に配備されているミサイル防衛システム「アイアン・ドーム」を攻撃したと述べたと、AFP通信は報じた。

アメリカが仲介した停戦合意は、ヒズボラの軍事活動への対応としてイスラエルが空爆を継続することを認めている。

地上ではイスラエル軍が、この紛争の最中にレバノン国境から約10キロメートルにわたる地域を占領し、現在も維持している。